独学者のための勉強法

中小企業診断士1次試験を最速クリアする「王道」勉強法【必見】

中小企業診断士1次試験を最速クリアする「王道」勉強法【必見】
  • 中小企業診断士試験に独学で合格したい
  • できれば、短期合格したい
  • どうやって勉強していけばいいかわからない
  • 効率のいい勉強法が知りたい

こんな悩みにお答えします。

 

中小企業診断士の1次試験は7科目とボリュームがあるので、勉強するのは大変そうだと思いますよね。実際、非効率な勉強法では、かなり大変だと思います。ですが、効率的な勉強法で取り組めば、超短期での合格も可能です。

1次試験は覚えなければならないことが多いからこそ、効率よく勉強することが特に重要。その勉強法とは、大抵の資格試験に共通する王道の勉強法「問題演習&復習の繰り返し」です。

 

はっきり言って、勉強法次第で数100時間の差が生まれる可能性があります。自分の時給で換算してみると、効率的な勉強法の価値を感じることができるはず。しかもこの勉強法は王道なので、汎用性が高く、いろんな試験に応用可能です。

この記事では、2ヵ月の独学で中小企業診断士1次試験に合格した筆者が、「王道の勉強法がなぜ効率的なのか」「具体的にどうしたらいいのか」について、お伝えしていきます。ぜひ参考にしてください。

 

インプットとアウトプットの違い

インプットとアウトプットの違い

まず、勉強は大きく「インプット」と「アウトプット」に分けられます。ここでは、それぞれを次のように定義しておきます。

  • インプット
  • 情報を入れること(テキストや問題の解説を読む、通信講座の講義を視聴するなど)
  • アウトプット
  • 問題を解くこと(復習すること)
  • 理解すること
  • 思い出すこと

 

「理解すること」がアウトプットである理由

「理解すること」はインプットでは?
と思われるかもしれません。

ここで「理解すること」をアウトプットに位置付けている理由は、「理解する=自分の言葉で組み立て直す」ことだと考えているから。

そもそも「わかる」「わからない」というのは、どういうことなのか。
私はこう考えています。

  • わかる

新たにインプットした情報が、先にインプットされた情報=頭の中にある情報(知識・経験・記憶)とつながる
→自分の言葉で説明できる(組み立て直すことができる)

  • わからない

新たにインプットした情報が、先にインプットされた情報=頭の中にある情報(知識・経験・記憶)とつながらない
→自分の言葉で説明できない(組み立て直すことができない)

「わかった!」という経験は誰もがしたことがあるはず。この時の感覚は、「つながった!」に近いのではないでしょうか。

「頭の中にある情報(先に知った情報)」と「新たに知った情報」をつなげ、自分の言葉で作り直す(アウトプットする)。

それが「理解する」ということ。だから、「理解すること」をアウトプットに位置付けています。

 

「思い出すこと」も「アウトプット」

「思い出すこと」は、ザ・アウトプットです。

当たり前ですが、試験の時に思い出せない(=アウトプットできない)と合格は難しくなります。だから、普段から思い出す訓練をすることが大事。

何度も繰り返し思い出すことによって記憶が強化され、思い出すのが簡単になります。

 

勉強の中心は「徹底的なアウトプット」

勉強の中心は「徹底的なアウトプット」

勉強の目的は「正しくアウトプットできるようになること」

言うまでもなく、試験は「アウトプット」の場です。試験の解答用紙に、60%以上の「正しいアウトプット」を記入(マーク)できれば合格できます。

なので、日々の勉強は「アウトプット」中心。

もちろん、インプットしなければ正しくアウトプットすることはできないので、インプットもします。ただし、「インプットすること」が目的ではなく、あくまでも「正しくアウトプットできるようになること」が目的。インプットは、そのための手段に過ぎません

 

「アウトプット」は「インプット」でもある

「アウトプット中心」の勉強に慣れていない場合、本当にそれで大丈夫か、少し心配になることがあるかもしれません。

ですが、問題を解いたり、理解するために自分の言葉で組み立てたり、思い出したりすることは(つまり「アウトプット」することは)、そのまま「インプット」になります。自分から文字や音声(脳内音声を含む)として出て行ったものは、目や耳を通して自分に返ってくるからです。

ということで、心配は不要。むしろ、アウトプットによってインプットが強化され、さらにアウトプットが簡単になっていきますのでご安心ください。

 

アウトプットから始めるのが効率的

最初は何もわからない状態ですが、それでも、まず問題を解いてみることをおすすめします。

理由は、「わからない」と自然に「どういうこと?」「なんで?」と疑問が浮かび、インプットの効率が上がるから。「わからない」を「わかる」に変えるインプットの方が、ただ漠然とインプットしていくより圧倒的に効率的です。

それに、あらかじめ「何を聞かれるか」がわかっていた方が「答え」に意識が向くので、インプットの際にその答えを探しやすくなります。

もし、「本試験で何を聞かれるか」がわかっていたとしたら、その答えだけ覚えておこうとするはず。問題を解くことから始めると、「どういう問題が出そうか」と、本試験のことを考えながらのインプットがしやすくなります。

「中小企業診断士試験合格」という目的を達成するために必要な情報がインプットされればOKなので、出口(問題)から入ってしまいましょう。

 

正答率を高めるのは「正確な知識」

正答率を高めるのは「正確な知識」

1次試験はマークシート形式。「正解の選択肢を選ぶ確率」を高めることができれば、合格が近づきます。

「正解の選択肢を選ぶ確率」を高めるために必要なのは、当然ながら、曖昧な知識ではなく正確な知識。なので、重要論点を中心に、正確な知識を入れていきます。

正確な知識を入れるためのポイントは、次のとおり。

  • 正しい文章を読む
  • 穴埋め形式で繰り返し覚える
  • 似たようなものの「違い」を明確にする

 

  • 正しい文章を繰り返し読む

1つめは、当たり前の方法です。
正確な知識を入れるためには、正しい文章を読まなければ始まりません。

問題演習メインの勉強は、効率が良いのでオススメなのですが、弊害もあります。それは、「誤りの文章を何度も読んでしまう」ということ。

問題演習に取り組むときは、「この文章のここが間違いで、正しくはこう」と読み替える必要があります。わからないときは、問題と解答を行き来しながら、正しい文章に読み替えましょう。

 

  • 穴埋め形式で繰り返し覚える

キーワードとなる部分、引っ掛けとなりそうな部分を「穴埋め」にしてしまうという方法もあります。

これなら「正しい文章だけ」を読むことができるので、オススメです。

「暗記アプリ(Ankiや暗記マスターなど)」を使えば、オリジナルの「穴埋め問題」を作ることもできます。それをリピートすればOKです。

 

  • 似たようなものは「違い」を明確にする

似たような紛らわしい言葉が出てきたら、それぞれの「違い」を明確にして整理しておきます。違いがハッキリと言えるようになれば、「正解の選択肢を選ぶ確率」が高まります。

中小企業診断士試験で言えば、「経営法務」や「中小企業経営・中小企業政策」などは紛らわしい言葉が多いので、整理しておくと良いです。

 

中小企業診断士1次試験を最速クリアする王道の勉強法

中小企業診断士1次試験を最速クリアする王道の勉強法

ここから、具体的な勉強法をお伝えして行きます。

繰り返しになりますが、王道の勉強法は「問題演習&復習の繰り返し」です。徹底的且つ効率的なアウトプットが最短合格のキモになります。

 

超短期の合格を目指す独学勉強法のイメージ

イメージは次のような感じです。まず、イメージの前提。

  • 各科目を「土地」とする
  • 各科目の目標得点を「土地の広さ」とする
  • 目標得点獲得のために理解・暗記しなければならない論点を「穴」とする
  • 論点の重要度を「穴の広さ」とする
  • 論点の難易度(苦手度)を「穴の深さ」とする

上記の「穴」に対して、次のようにアプローチしていくイメージです。

  • はじめのうち、土地は乾いているうえに「穴」もたくさん空いている
  • 勉強は「穴に水を繰り返し入れていく」作業である
  • 先に入れた水が乾くより早く、繰り返し水を入れていく
  • 次第に、乾いた土地に水が染み込み、乾きにくくなっていく
  • 試験日までに「穴を水で満たす」ことで合格基準を満たす

「土地の広さ」や「穴の広さ・深さ」を考慮して、バランスよく水を撒いていきます。
そして、「穴に入れた水」が乾き切ってしまう前に、水をどんどん入れていきます。

そうすると水位が下がりにくくなるので、復習の時間が短くなっていきます。
そして、試験前には全体の水位が上がってきます。

試験前は、一気に「全体に水を撒く」ことができるようになります。
念のため、水位が下がりやすいところには重点的に水を入れます。
これで、試験前には穴が水で満たされます。

 

以上が、基本的な考え方になります。

ちなみに、そもそも解けなくても合格に影響がないような論点(重要度が低いところ、過去問の奇問・難問など)は、省略してしまった方が効率的です。

 

効率的な問題集・過去問の使い方

効率的な問題集・過去問の使い方

使い方は簡単で、「わからなかった問題」や「自信がない問題」に丸などの「印(しるし)」をつけ、次の周回は「印」がついている問題だけやる。

これだけです。

具体的には、次のように問題集・過去問に取り組むと効果的です。

 

  • 1周目

以下の問題に印をつけます。

  • 間違えた問題
  • 正解だったけど自信がない問題
  • 正誤がわからない選択肢があった問題

1周目はわからないことだらけだと思いますが、それは当たり前。
気にせずバンバン印をつけながら、先へ進んで行きます。

 

  • 2周目
  • 印が付いている問題に取り組む。
  • 1周目と同様の基準で印を付ける。

2周目も、まだ「よくわからない」「曖昧」なところが多いと思いますが、大丈夫。
解説を再度しっかり読んで、次こそ解けるようになることを目指せばOK。

 

  • 3周目以降
  • 印の数が前回までの周回分付いてる問題に取り組む(例:3周目なら印が2つ付いてる問題、4周目なら印が3つ付いてる問題)。
  • 1周目と同様の基準で印を付ける。

3周目以降は、取り組む問題がどんどん減っていきます。印をつける問題が、どんどん減っていく(どんどん解けるようになる)からです。

それでも、印がつく問題は出てきます。そこら辺が自分の苦手な部分、つまり深めの「穴」なので、これを塞いでいくことを目指します。

 

  • 直前期の復習
  • 一通りの問題を解く(印が全くないものを除く)。
  • 印の数に関わらず、これまでと同様の基準で印を付ける。
  • ただし、直前期の印であることを明確にするため、通常期の印とは別の印にする(色やマークを変える、付箋を貼るなど)。
  • 総復習のときは、直前期の印が付いてる問題を繰り返す。

直前期は、「穴の水が乾いていないか」を一通りチェックしておいた方が安心。着実に「穴」を塞いでいくことで、合格にグッと近付けます。

 

「忘れる前に復習を繰り返す」のが効率的な勉強法

「忘れる前に復習を繰り返す」のが効率

効率の良い勉強法は、「忘れる前に復習を繰り返す」こと。ここで言う復習は、「テキストの読んだ部分をなぞるだけ」みたいなものではなく、「思い出す」というアウトプットの復習です。

この勉強法がなぜ効率的なのかというと、下記のとおりです。

  • すっかり忘れてしまう前に思い出すことで、記憶に定着させることができる
  • 何度も繰り返す内に知識と知識がつながり、理解が深まる
  • 繰り返す回数が増えるにつれ、復習に必要な時間がどんどん減っていく

逆に、1つずつ順番に取り組み、時間が経ってから復習する勉強法だと、

  • 全然思い出せないので問題が解けない
  • ゆえに、復習に時間がかかる
  • モチベーションも下がる

となる恐れが高いです。

 

復習は「すきま時間」を徹底的に活用する

復習は「すきま時間」を徹底的に活用する

復習を繰り返すにつれ、記憶に定着し、理解も深まり、復習に必要な時間も減っていきます。なので、繰り返し復習することが猛烈に重要なのですが、おすすめなのは「すきま時間を復習に活用する」こと。

まとまった時間は多く作れなくても、すきま時間を徹底的に活用すれば、圧倒的に効率良く復習できます。

すきま時間を徹底的に活用しようとすると、集中力が高まるので、一層記憶にも残りやすくなります。そうすると、結果的に復習の頻度を減らしながら、先へ先へと進んで行けるいう好循環に。

「すきま時間」を無駄にせず、ガンガン復習しましょう。

 

中小企業診断士1次試験を最速クリアする王道勉強法まとめ

中小企業診断士1次試験を最速クリアする王道勉強法まとめ

まとめると、次のとおりです。

  • 試験勉強の目的は「正しくアウトプットできるようになること」
  • よって、「徹底的にアウトプット重視」で勉強する
  • 結果的に、アウトプットの強化がインプットの強化にもつながる
  • 「どういう問題が出ているか、どういう問題が出そうか」を意識しながらインプットする
  • 正答率を高めるため、重要論点を中心に「正確な知識」を入れていく
  • 問題演習の繰り返しによって穴を見つけ、穴を水で満たしていく
  • 穴の水が乾ききってしまう前に(完全に忘れてしまう前に)復習を繰り返す
  • 徹底的に「すきま時間」を復習に活用する

 

勉強法を変えるだけで、圧倒的に勉強時間を削減できます。本当です。

私は2ヵ月で合格できましたが、もし「テキストをじっくり読んでから問題集(過去問集)をやる」という勉強法だったら、そもそも7科目を1巡させることすらできなかったと思います。

スピードを上げてグルグル回していく方が、圧倒的に効率が良いです。

「無理なく無駄なく」をモットーに、効率よく合格を目指しましょう!

 

中小企業診断士の独学合格【虎の巻】(TOPに戻る)